後継経営者の育成は、事業承継を控える企業にとって重要な経営課題です。経営者としての能力が十分ではないことを理由に、後継者が決まらないケースも見受けられます。安心して経営を任せられる優秀な後継者を育てるには、どうすれば良いのでしょうか。
後継者育成は計画的に準備を
事業承継には親族内承継やM&Aなど様々な方法がありますが、どれも相当な時間がかかるのが一般的です。また、経営者が50代であれば子供も30代前後であることが多く、本格的な後継者育成を行うには適切な年代です。定年後に事業を承継する予定であれば、50代から準備を行っても早過ぎることはありません。候補が決まっているなら後継者育成は計画的に行うのが望ましいです。経営者として必要な知識や能力を身につける機会を与えましょう。
自己流の教育にはリスクも
後継者教育が必要とはいえ、自己流で後継者を育てることにはリスクがあることも事実です。人材育成は思った以上に難しく、経営ノウハウを伝えたつもりでも全く理解してもらえないというケースが多々あります。力量のない後継者に経営を任せたことで企業の評判が落ち、最悪の場合は倒産してしまうことも実際にあります。他業界で実務を学んで企業に戻り経営者となっても、経営そのものを理解していなければ社内で理解を得るのは難しいでしょう。
社外の研修やセミナーを活用
経営環境は目まぐるしく変化しスピードが求められる中で、従来の戦略がそのまま通用するとは限りません。過去のやり方に固執するのではなく、新たな戦略マネジメントの構築に挑戦していくことが求められます。後継者を育成するには様々な手段が考えられますが、社外の研修やセミナーに参加させることで必要な知識・能力を効率よく習得させることができます。自社での教育と並行して行えば、幅広い視野を育成し教育効果を高めることが可能です。
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